学生時代のプロフィールを簡単に教えてください
小学校から高校までずっとサッカーをしていました。出身は長崎なんですが、長崎ではそこそこの強豪校で小学校からずっとサッカーばっかりしてましたね。
それから大学にいって普通の大学生活を送っていました。
僕も中学時代はサッカーをしていました。
高校時代は日雇いのアルバイトに夢中になりすぎて、学校そっちのけでバイトばっかで、結局、高校を中退してしまいました。それから高卒認定の資格をとって建築の専門学校に進みました。
僕もサッカー好きですよ!
僕は工業系の高校で電子科で勉強をしていました。
ん!?
宇野さんはバスケ部だったと聞いてましたが?
あ、部活はバスケをしてました…。
けど、なんか体を動かすの好きじゃないかもです。
一同 笑
部活は何もしてなくて、鹿児島出身なんですけど工業系の学校にいっていました。
今みなさんは建築業界で仕事をしていますが、学生時代に建築の仕事に就くって考えていましたか?
まったく考えてなかったです!
僕もないです。
高校か建築科だったので、そっちの方向かなぁとは思っていました。
僕は電子科でした。
電子科って物づくりって大枠は同じかもしれないけど、建築とはつながらない気がしますが?
いとこが左官をやってて、夏休みに暇だったので左官のバイトにいってたんですが、そこで楽しいなと感じて、手に職を付けられる仕事に就きたいと思ってました。
田中さんは前職が設備屋さんと聞いていますが、建築業界で働くとは思っていなかったのに、なぜ設備の仕事に就いたんですか?
大学4年いったけど特にやりたい事も見つからなかったんですが、友人が型枠大工をしてて色々と話を聞いていたら建築に興味を持つようになりました。
就活でたまたま施工管理の募集があって働き出したんですが、そこが派遣型の施工管理だったんですね。
派遣なんで研修を受けても実務的なこともやらせてもらえなかったし、大事な仕事を任されるわけではなかったので、じゃあ現場に飛び込んだ方が覚えられると思って設備の仕事に就職しました。
山口さんは、なにか建築に進むきっかけがありましたか?
父親が車の整備士をしてて小さいころから乗り物系が好きだったので、中学校のときに自動車科に進学しようかと思ってたんですね。
だけどその頃からプリウスとかのEV系の自動車が増えてて、父から「これからの時代は昔ほど整備がいらない車が主流になってくる。車整備関係の仕事には行かない方がいい」と言われてました。
高校の時に日雇いのアルバイトをやりすぎて高校を辞める事になったけど、建築の日雇いバイトで「建築の仕事もいいな」とも思ってましたし、このバイトを通して人を動かしていく仕事をしたいと感じてました。
そこから通信で高卒認定の資格をとって、建築の専門学校に進んだのがきっかけです。
松永さんは建築科から、なぜ型枠大工を選んだのですか?
魅力とかあったらそれも聞かせてください。
高校で建築のいろいろを学んでて、授業の一環で出前授業みたいなのがあって、その出前授業で型枠の体験をすることができました。
その後の授業では、とくに型枠に関しては教わる事はなかったのですが、以前の出前授業の印象が残ってたので、高校3年生になって型枠の求人を意識して探していました。
まだ覚えることが大変で、毎日、必死でついていってる感じだから型枠大工の魅力ってのは分からないけど、自分が携わった建物をみて「凄いな!」と思います。
同じ建築業界から転職されてきたお二人に聞きますが、型枠大工を選んだ理由とか魅力を教えてください。
ずっと形として残るところが良いですね。マンションとかビルとか型枠がないと建物が立たないし、建物の形を作るのも型枠大工の仕事なんで、建物を建ててる実感をもてるのが魅力ですかね。型枠大工職人として「建物の土台や形を作っている」というのは、根っこというか本質の部分での魅力なんじゃないかなと思っています。
建物に携わるのは前職の左官でも同じだと思うけど?
型枠大工と比べると、左官って地味なんですよね。
すぐ隠れるところばっかりだし、タイル貼ったら見えなくなるし…。
一同 笑
いやいや、左官さんの仕事も大切ですよー
田中さんは設備業からの転職ですが、型枠の魅力って何でしょう?
設備業とくらべての話ですけど、宇野さんと似たような事で規模の違いは感じます!
配管にしても空調ダクトにしても、建物の中の見えない所に設備(配管やダクト)が通っているだけで、仕事の出来あがりが、配管の出来あがりよりコンクリートの躯体としての出来あがりの方が携わる方としては、そういう残り方のほうがやりがいあるかなと思います。
もちろん設備屋さんがいないと建物として機能はしないけど、建物のなかある配管よりコンクリートは建物自体や土台を作っていて、形が見えているからいいですね。
建築業界って、ぶっちゃけどう思います?
入る前と後のイメージって何か変わりましたか?
入る前は「きつそう、先輩こわそう、ヤンキーいそう」って正直思ってました。実際に入ったら、みんな優しくて、怒る時は怒るけどちゃんとフォローもしてくれるし、みんな優しいです。
怒られた時は怖いでしょ?
怒られた時は、むっちゃ怖いです!!
施工管理の山口さんから客観的にみたら、大工の先輩方って怖いですか?
基本的に先輩たちはみんなの前で怒ることはないし、怒られている姿を目撃することはないんですよ。怒るというより仕事のアドバイスとか危険予知とか、とても大事で怪我にもつながることは厳しく言うこともあると思うけど、基本みんな優しい先輩たちです。
先輩方のナイスフォロー、ありがとうございます。
宇野さんの言葉のままだと、怖い先輩方になるところでした。
田中さんは、入る前のイメージと入った後のギャップってありあましたか?
入る前は、テレビでみる厳しい大工さんのイメージがあって、友人からもキツイとか聞いてたし、それを知ったうえで入ったので特にギャップは感じなかったです。
仕事を覚えれば楽しくなるとも聞いていたし、事務作業とか机に座ってする仕事は苦手だったので、体を動かして給料もらえる仕事が良かったってのもあります。
いろいろな会社がある中で、伊佐工務店を選んだ理由を教えてください。
ネットでホームページ(以下HP)とかいろいろ調べていたんですが、伊佐工務店のHPに「九州全域で仕事している」って書いてあって、設備屋で働いている時は「最近現場が少なくて、今日は仕事がない」とか言われる日があったんですが、九州全域なら仕事量もあるだろうし、多くの仕事に携われていろんな経験できるんかなと思いました。
田中さんと同じでHPで「型枠大工 福岡」で調べて、一番上にきているHPをみました。他社のHPも何社かみたんですが、比較をすると最初にみた伊佐工務店がなんとなくいいかなぁって感じで決めました。
高校の時に地元の鹿児島で型枠大工を探してみたけどなかなか見つからなくて、友達が福岡で探していたので自分も幅を広げて福岡まで探すようになりました。
最初は家を作ったりとか木造の建物を考えていたんですが、高校の求人票で伊佐工務店って会社をみつけて、HPに学校だったりマンションだったり大きい建物をつくっている写真をみて「そんな大きい建物ってどんな風に作られているんだろう」って興味を持ちました。
福岡で他の型枠会社の求人票もあったんですが、いろいろ調べて最終的に一番心に残っていた伊佐工務店に決めました。
僕は伊佐とか型枠とかっていう基準ではなくて、大手ゼネコンの一次請け負いをしている会社の施工管理をしたくて探していました。
では業種というより、施工管理という職種で探していたってことですか?
そうですね。ハローワークで探していたんですが、施工管理の仕事で「給料」とか「有給」とか条件を絞って検索をして上位にあがってきたのが伊佐工務店でした。HPもみたんですが、型枠事業と住宅建築事業の2つがあって、その時まで型枠大工ってのも知らなかったんですね。大工っていったら木造住宅の大工とか宮大工とかだけしか知らなくて、型枠大工って仕事があるんだって初めて知りました。
正直、型枠工事のことをよく知らないまま入社したのですが、実際に入ってみると、木材とか資材とかの量がすごくて「えっ!!」ってなったのを覚えています。それから型枠屋の仕事を詳しく知った感じです。
では、伊佐工務店に入社して感じた「良さ」はどこでしょうか?
僕は自由にやらせてもらってる事ですかね。施工管理は残業が多いんですが、やらされている残業じゃなくて、自分で「こうやりたい」と思ってしている残業なんですね。自分を成長させる仕事を自分自身でコントロールして、本当に自由にさせてもらっているので、のびのびと仕事ができています。時に失敗しても、上司がかばってくれたりフォローをしてくれるので、その辺も(面倒見の良さ)伊佐工務店の特徴なのかなと思っています。
友達もうらやましがるんですけど、いろいろと資格を取らせてくれます。入社してすぐに学校に通ったんですよね、2か月ぐらい。その時に玉掛けとか、フォークリフトとか移動式クレーンとか、いろいろと取得をとる事ができました。そういうとこに力をいれているのが良いと思います。
友達がうらやましがるって言われましたが、友達の会社は資格を取らせてもらえてないんですか?
自分は資格取得にかかるお金は会社から出してもらっているけど、友達は自腹っていってました。
素朴な疑問だけど、他の会社ってあまり資格を取らせてもらえないんですか?
というより、会社の大きさが違うからだと思います。
なるほど!
確かに九州全域の仕事を請け負える体制ですし、人材育成にも力をいれてますもんね。
ところで伊佐工務店って規模が大きい会社ですが、入社する前に知っていました?
いや、入社してから知りました。建設業に入る前は、建設っていたら大手のゼネコンのイメージだったけど、伊佐で働くようになって、そんな大手ゼネコンの一次請負いの現場の担当になったんですね。一次請負いで入れる会社は、九州だとほぼ伊佐とかなんで「デカいんだな!」って思ったし、他の建築業の会社の人からも、一次の型枠工事の会社として知ってもらっているんで、仕事をしていると大きさを実感します。
資格取得とか会社規模以外に、伊佐工務店の良さってありますか?
みんな仲良いです!(即答)
年齢関係なく、仕事のメリハリはあるけど休憩中とかみんなでワイワイしていますし、仕事終わりとか「ご飯いこっか―?」とか誘われます。
休みが他の会社と比べて多いんじゃないかなと思います。
一同 「あー 確かに!!」
建築業って日曜しか休みがない会社が多いけど、第2、第4土曜を休んでいいって言われてます。第2、第4土曜が休めるってのは、建築業にはいりたての若者にとっては楽なんじゃないかなと思う。
大手ゼネコンとか公共工事とか週休2日の動きも出てきてるけど、率先して週休2日ができているのは規模の大きさがあるからじゃないですかね。優秀な人材も揃っているから、週休2日にしても現場がまわるんでしょうね。
休みが多いとプライベートも充実してくるし、休みを多くつくれる体制は魅力ですよね。
では最後に、就職活動をしている方や進路に迷われている高校生とかにメッセージをお願いします。
大手のゼネコンは確かに週休2日制とかに動いてて、現場は土日を閉鎖するところが多いんで、少しずつ休みが増えるようにはなってきてますし、まだまだ詳しい事はわかりませんが、業界全体が働きやすい方向に進んでいるのは感じます。
体を動かすのが好きな人には良い職場だと思います。体を動かすのが嫌いな人は無理な仕事だと思うけど、体動かして給料もらって、建物たてて感動できて、いい仕事だと思います。
覚える事がたくさんあって大変ですが、やりがいはとても感じています。一緒に頑張っていきましょー!
伊佐工務店で働けば間違いないです!冗談でもなんでもなくて、まだまだこれから覚えることは山積みですけど、本当に働いてよかったと思っています。
本日はありがとうございました。
みなさんから話を聞かせてもらって、とても楽しい時間でしたし力強い言葉も聞くことができました。
建築業界の高齢化が進むなか伊佐工務店が進めている「若者プロジェクト」で、これからの伊佐工務店を背負っていく若い人材が、ちゃくちゃくと育っているのが実感できました。
これからも頑張ってください。